春の訪れを告げるたつの市の風物詩「龍野ひな流し」は、毎年春分の日に祇園公園で開催される伝統行事です。地元の「龍野ひな流し会」により丹念に手作りされた紙製のひな人形が、願いを込めて揖保川へと静かに流されます。ひな流しは、子どもの健やかな成長や厄除けを祈る日本古来の風習で、たつのでは1993年に復活して以来、多くの市民に親しまれてきました。桜が咲き始める川辺に、着物姿の子どもたちが人形をそっと浮かべる光景は、見る人の心を和ませ、たつのの町並みと調和した美しい情景を生み出します。本ページの写真では、そんな静謐(せいひつ)で幻想的なひとときを切り取りました。春の空気と文化のぬくもりが感じられる、たつの市ならではの風習をぜひご覧ください。




