Rings of Light
2015年以降、山本は「光」そのものを描くことに挑みはじめました。「光・円環」シリーズに浮かび上がるのは、漆黒や紺碧の深淵に静かに輝く光の輪。それは太陽のコロナのように、あるいは神話の象徴のように、ただそこに在り続けます。温度を持たないその光は、現実を超えた冷ややかな美しさを湛え、色面に永遠の印を刻みます。無限に拡がる平面にふと現れる円環は、中心なき世界に中心を与え、始まりも終わりもない完全な形として、静かに語りかけます。これは描かれたものではなく、現れたもの。絵画という形式を越えて、「美とは何か」「永遠とはどこにあるのか」を問いかける、ひとつの祈りのかたちです。











