Gradations
2010年以降、山本は「線と色面」の構成に光のグラデーションを加えることで、作品に新たな空間性を吹き込みました。波打つような暗色のオブジェと、その上に広がる光のような色彩のグラデーションは、抽象画の中に地平線や空間の奥行きを感じさせ、まるで「光が誕生する瞬間」のようなイマージュを創出しています。山本のグラデーションは、ただの装飾ではなく、見る者に遥かなる空間や永遠性、そして非現実的な神聖さを感じさせる力を持ちます。従来の幾何学的抽象の定義を超え、自然や感情、宇宙とつながる独自の風景画を生み出しているのです。









