Collage
山本の『コラージュ』作品は、着物の端切れと針金という限られた素材で構成され、画面に立体感と審美的統一をもたらします。素材の奇想的な組合せによって成り立つ従来のコラージュとは異なり、山本は破壊よりも美の構築を志向しています。古布は舞う葉のように画面に配置され、針金や絵具の線によって静かに、あるいは力強く結ばれていきます。その構成は抽象的ながら、自然や人生、心象風景の美しさを想起させ、見る者の解釈を自由に受け入れる余白を残します。雑物でできた画面に、永遠の美への憧れが静かに宿るのです。








